💻

Ubuntu20にアップデートしたらnetatalkがうまく動かなくなった
April 17, 2021April 17, 2023
#Develop#Ubuntu#Netatalk

Ubuntu18.04 から 20.04 にアップデートしたところ MacBook のバックアップが取れていない事に気づいた。
原因を調べて解決したので作業メモ。

バージョンアップが原因

Ubuntu18 までは apt でインストールされる Netatalk のバージョンは Netatalk 2.x だったのに対して
Ubuntu20 にアップデートしたタイミングで Netatalk のバージョンが Netatalk 3.1.12 に上がっていた。

Netatalk2.x と Netatalk3.x は conf の互換性がない

調べると Netatalk2.x と Netatalk3.x は conf の互換性がないことがわかった。

Netatalk2.x は下記のファイルを使うのに対して

  • afpd.conf
  • AppleVolumes.default

Netatalk3.x は上記のファイルは読み込まず下記の 1 つだけで設定するようだ。

  • afp.conf

書式も変更されている。

; [My Time Machine Volume]
; path = /path/to/backup
; time machine = yes

正直新書式のほうがわかりやすい。

conf を作り直す

幸い元の conf が残っていたので設定を移していく。

/home/DATA/timemachine/sakakinox "TimeMachine for sakakinox" cnidscheme:dbd allow:sakakinox volsizelimit:512000 options:usedots,upriv,tm
/home/DATA/timemachine/dev "TimeMachine for dev" cnidscheme:dbd allow:dev volsizelimit:512000 options:usedots,upriv,tm
/home/DATA/iTunes "iTunes"

Mac2 台の timemachine 設定と iTunes ディレクトリがある。
現在 iTunes は使っていないので設定不要
volumesize も現在はそれぞれパーティションを切っているので設定不要

[TimeMachine for sakakinox]
path = /home/DATA/timemachine/sakakinox
valid users = sakakinox
time machine = yes

[TimeMachine for dev]
path = /home/DATA/timemachine/dev
valid users = dev
time machine = yes

netatalk を再起動する。

systemctl restart netatalk

Mac から確認

timemachine

無事認識されてバックアップが取れた。

Ubuntu は LTS のアップグレードを保証してくれているのは助かるけど
たまにサービスがメジャーアップデートされて動かなくなる事があるので注意が必要。

おしまい



lxdでnodejsの開発環境用のimageを作る
April 17, 2021February 19, 2024

開発環境に docker を使っていたけど サーバーコンテナのほうが性に合ってるかなと思いなおし nodejs 用の開発環境を作った記録 vscode で ssh 接続して開発できること nodejs のバージョンを選択できること git が利用できること ubuntu を利用すること zerotier…

Continue reading...
sakakinox

Written by sakakinox
Server enginier

Copyright © sakakinox.net 2021-2024.